人は、過去を見ると後悔し、未来を見ると不安になる。
だから、今を生きる。
明日何しようかなと考えず、今自分が行っていることに集中して。
無意識に過去や未来に、囚われていることって結構あるんですね。
例えば、面接や大切な発表の場、コンテストや大会。
緊張したりするのは、失敗したらどうしよう。まだ起きてもいない失敗。
未来のことに囚われている現実。未来を見ると不安になる。不安からの緊張。
成功させて賞をとって、恩師に恩返しするんだ。
賞を取ること恩返しすること、思考が未来にいってますね。
初めて瞑想をしてみました。
一点集中のサマタ瞑想。
目を閉じ、鼻先に集中する。
そして、しばらくすると頭の中に色んなことが起きてくる。
それを観察するのが、ヴィパッサナー瞑想。
瞑想直前にしていたことや、昨日の出来事が出てくる。
自分にどんな雑念があるのか、ただ観る。
判断を加えず、留まる。
私、過去に囚われてるな。こんなことで悩んでるんだな。
ただ、気づく。
釈迦が瞑想で悟った縁起を表現する有名な詩句として、『自説経』
此(煩悩)があれば彼(苦)があり、此(煩悩)がなければ彼(苦)がない。 此(煩悩)が生ずれば彼(苦)が生じ、此(煩悩)が滅すれば彼(苦)が滅す。 — 小部経典『自説経』(1, 1-3菩提品)
情報量が多い現代社会、テレビやインターネット、スマートフォンの普及により瞬時に思考があちこちに行き来する。
自分の集中力のなさに気づく。
自分が何に囚われているのか気づく。
それを手放していく。
実践していく。
今を生きる。